DX FREEK No.98(1997年3月号)より受信レポート
・HCJBアンデスの声 1996/12/31 2030-2100JST 9415kHz〔55444〕 日本語
96年のアンデスの声にとって最大のニュースとして、「第1回ラジオ日本フレンドシップアワード」の受賞を挙げ、そのラジオ日本の番組と共に受賞番組
「南米ふれあいの旅」が、放送された。放送の最後には「蛍の光」が流れ、96年最後の番組が終わった。
<Panasonic RF-B65+SONY AN-1/三重>
・インドネシアの声 1997/01/11 2030-2100JST 9525kHz 〔43333〕 日本語
ニュースではブラジル国会団の団長が東チモールの知事と会談したことと、インドネシアとパプアニューギニア両国間の商業活動が活発になったことなど。ア
ナウンサーが相当なまりのある日本語で聞き取りにくかった。「各地を訪ねて」では、オランダの植民地支配がアンボン島の産業・宗教・教育等に及ぼした影響
について、その歴史を通して紹介した。
<Panasonic RF-B65+SONY AN-1/三重>
・Voice of America 1997/01/14 2230-2300JST 9760kHz 〔44444-24232〕 英語
「Special English
News」では、アメリカで郵便物の中から新たに爆発物が発見されたことと、韓国でのストライキが更に規模が拡大して行なわれていること、中国で吹雪きに
よる被害が出ていることなど。「Agriculture
Report」では、スペースシャトルの中で植物を育てる実験の話題。2245からの「Sci-ence
in the News」では、昨年死去した二人の科学者の話題。
2248から極端に信号が弱くなったが、送信機が何らかの原因により出力を下げたものと思われる。
<Panasonic RF-B65+SONY AN-1/三重>
・ラジオ韓国 1997/01/20 1700-1735JST 7275kHz〔54544-34433〕 日本語
ニュースでは、労働関係法の改定に関する労働組合のストライキは、そのほとんどが20日から行動を停止したが、事態収拾のため与野党トップ会談が21日
に行なわれることなど。解説では、韓国への外国人の直接投資が増えたことについて。「玄海灘に立つ虹」では郵便局のアルバイトで小中学校時代の友人と再会
したという兵庫県川西市のリスナーと短大への進学が決まったという山口県熊毛郡のリスナーの二人の女子高生の手紙が紹介されたが、大変良い傾向のように思
う。
1730頃から徐々に信号が弱くなってきた。また、1732に突然ジャミングがかけられたが、約40秒で停止した。
<Panasonic RF-B65+SONY AN-1/三重>
・ロシアの声 1997/01/20 2200-2234JST 720kHz〔44444〕 日本語
ニュースでは、NATOの事務総長とロシアのプリマコフ外相がNATOとロシアの関係について協議したこと、チェチェンの首都グローズヌィで選挙の実施の
準備がされていること、日本の国会で橋本首相が日露関係について発言したこと、日本で全日空機をハイジャックした男が逮捕されたこと、日本の防衛庁に軍事
情報を扱う部署が新たにできたことなど。2211にロシアの声ではスポンサーを募集しているというお知らせがあった後、「ラジオジャーナル今日の話題」で
は、ロシアとCIS諸国との統合への問題点、二期目を迎えたアメリカのクリントン大統領の就任に着いて、ロシアとアメリカの共同宇宙開発の新たな段階につ
いて。2223からは、モスクワ850周年シリーズ番組「モスクワ・歴史と平和と友好のまち」で、「モスクワはガガーリンを忘れない」と題して、ソ連・ア
メリカの宇宙開発競争の歴史を通してガガーリンの業績を紹介した。
<SONY WM-FX811+内蔵フェライトバーアンテナ
/三重>
・朝鮮中央放送 1997/01/21 2308-2350JST 621kHz 〔43433〕 日本語
朝鮮人民軍合唱団・混成合唱団で、「我らの金正日同志」「高く掲げよう赤い旗」がかかった後、尊い歴史の財産である李朝実録の話。2320からの革命の
気迫溢れるポチョンボ電子楽団の曲、「白頭山の蹄の音」「我らを見よ」「忠誠の一筋を進む」ほか二曲がかけられた。2340から青年運動を勝利へと導いて
と題した話の後「労働党のこの歌」がかかった。
<SONY WM-FX811+内蔵バーアンテナ/三重>
・STV札幌テレビ放送 1997/01/12 2030-2059JST 1440kHz〔55555〕 日本語
「おすぎの美しくなりたい」この日は成人式の話題と週刊現代に載った「世界のすんでみたい都市」という記事について。ちなみに第1位はニューヨーク。お
すぎさんは北海道の小樽市の西にある、あの宇宙飛行士の毛利衛さんの故郷でもある余市町に住みたいと言っていたのは意外だった。地元局なので受信状況は極
めて良好。
<SONY ICF-SW77+内蔵バーアンテナ/北海道>
・RAB青森放送 1997/01/31 0724-0745JST 1233kHz〔35232〕 日本語
「おはようワイドあおもり」 今朝のニュースやミニインフォメーション,街角レポートでは、交差点や路面の状況などを伝えていた。日の出を過ぎてちょう
どフェードアウトするところで時間が経つにつれて状態は悪くなっていった。
<SONY ICF-SW77+SONY AN-1/北海道>
・HCJB 1997/02/02 1329-1357JST 9765kHz〔34333〕 日本語
北米向け日本語放送 「エクアドル音楽をどうぞ」では、「アドラシオン」「アンデスのたわむれ」など3曲紹介。続いて、「現代に生きる聖書」では、旧約
聖書からモーゼの死についての聖書の朗読。9760kHzのラジオたんぱの混信が少し気になった。日本向けよりも少し状態は悪いが十分番組は楽しめる。
<SONY ICF-6800A+内蔵ロッドアンテナ/北海道>
・U.A.E.Radio Dubai 1997/02/02 1429-1445JST 15435kHz 〔25222〕 英語
1430の時報の後、“This is United Arab Emirates Radio
in Dubai"
とIDが出て、周波数案内。続いてのニュースでは、中国とアメリカの関係について,ペルーの日本大使公邸人質事件に関してカナダのトロントで日本・ペルー
両国の首脳会談が開催されたことなど。1439にIDと宛先案内の後、男女のトーク番組となったが、信号が弱い上ノイズ,フェーディング共に強くなり受信
困難となった。
<Panasonic RJX-4800D+Panasonic RD-9810アンテナカップラー+5m長ロングワイヤーアンテナ/北海道>
・平壤放送 1997/02/03 0015-0120JST 3250kHz〔45443〕 朝鮮語
朝鮮中央放送の日本語放送が終了した後0000から始まる放送で日によっては30分程度の乱数放送になることもあるが、この日はなかった。夜明けまでに
たまに短い韓国非難などのアナウンスをはさんでほとんどノンストップの音楽番組で北朝鮮の歌謡曲が思う存分聞ける。私は「平壤の夜よ明けるな」という曲が
大好きであるが、0034にかかり、0039にID「ピョンヤンパンソンイムニダ」と出て、音楽をはさんで0045〜0050まで金泳三非難。0100の
時報に続いて再び音楽番組となった。寝る前のBGMに最適である。
<SONY ICF-SW77+内蔵ロッドアンテナ/北海道>
・AM KOBE 1997/02/01 0000-0200JST 558kHz 〔44333〕 日本語
「青春ラジメニア」の月末特集で、1月はギャグアニメの特集だった。
「ハイスクール奇面組」や「天才バカボン」などのテーマソングがかかっていた。
この番組はAM KOBEの名物番組でネット番組ではないにも関わらず全国からハガキが集まり、東京で 「エリア外リスナーの集い」が開かれるほどであ
る。
<SONY ICF-5800+内蔵バーアンテナ/神奈川>
・中国国際放送 1997/01/26 2000-2011JST 5850kHz 〔54444〕 モンゴル語
IS,IDのあと、ニュースとなりロシアのプリマコフ外相とチュバイス大統領補佐官に関すること,アフガニスタンのタリバンに関することなどについて話
していた。
<SONY ICF-2001D+SONY AN-1/鳥取>
・Radiostantsiya Mayak 1997/01/26 1450-1508JST 549kHz 〔44343〕 ロシア語
ロシアのポピュラー音楽が二曲,器楽曲が一曲かかった後、IS。1500にIDが出た後、ニュースでアゼルバイジャンのアリーエフ大統領とナゴルノ=カ
ラバフ紛争に関して,ヨーロッパ連合に関して,イスラエル=パレスチナ関係,ロシア国家会議における経済計画についての協議などについて伝えていた。
1505にVy
Slushaitye MayakとIDが出た後は、トーク(解説)でソ連時代のことについて話していた。
<SONY ICF-2001D+内蔵フェライトバー/鳥取>
・バチカン放送 1997/01/06 0630-0650JST 7310kHz〔43443〕 日本語
同周波数のロシア語局の混信。 「聖歌の調べ」この日は、カトリック協会のティファニア(主の降誕祭)にちなんで、G.F.ヘンデルのオラトリオ「メサ
イヤ」から、第一部の中から、第12番目の合唱曲「一人のみどりごが我らのために生まれたもうた」,第13番目の曲「パストラール・シンフォニー」,第
14・15・16番目のレチタティーヴォ,第17番目の合唱曲が、トーマス・ビーチャム指揮ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団の演奏で紹介されていた。
<SONY ICF-2001D+SONY AN-1/鳥取>
・All India Radio 1997/02/11 1301-1332JST 15050kHz〔44333〕 ペルシャ語 アラビア語
1330まではペルシャ語放送で器楽曲がかかった後、1304からニュースで、スリランカ,ロシア,ルーマニア関係のことを伝えていた。
1310からはスリランカに関する解説。その後は音楽番組でインドの歌が三曲かかり、1329にInja
DelhiとIDが出て、同局と確認。1330からはアラビア語放送で開始アナウンスの後、コーランの朗唱。
<SONY ICF-2001D+SONY AN-1/鳥取>
放送局名(国・地域名) 受信日 受信時間
受信周波数〔受信状況(SINPO)〕
受信内容
<使用受信機+使用アンテナ/受信地・受信者(Web公開版は受信者名は省略)>
受信ログの月別一覧に戻る
No.99(1997年4月号)の受信レポート
No.97(1997年2月号)の受信レポート
Amazon.co.jp ウィジェット