DX FREEK No.104(1997年9月号)より受信レポート

・HBC北海道放送 1997/08/17  2110-2159JST  1287kHz〔32222-54444〕 日本語
『ポップスフォーエバー』という音楽番組。前半は『ラバーズ・コンチェルト』などの外国の曲がかかり、後半は『バッド・ガール』や『夜のシンガー』など、 佐野元春の曲がかかった。
 最初の10分間は韓国の放送局がかなりかぶってきたが2120頃からHBCのほうが強くなった。
 当地では、HBCと同じJRN系列のRKB毎日放送が混信するためJRN系一斉放送の時間帯を外してHBCを受信しているが、この日のように韓国局が強 いとお手上げである。ループアンテナを使うときは、この韓国局の状態を確認しておかないとアンテナを使わないときに比べ、かえって受信状態が悪くなる。
  <SONY ICF-5800+ミズホ通信UZ-77(ループアンテナ)/神奈川>



・ベトナムの声 1997/07/31 2300-2327JST  15010kHz 〔44433〕  日本語
 ニュースではインドの外相が31日にベトナム訪問を開始したことなどを伝えた。その後2306よりベトナムとインドの関係についてとASEAN外相会議 第30回会議の結果についての解説。2310からの『おしゃべりタイム』では大阪市天王寺区,兵庫県尼崎市,愛知県一宮市,オーストラリア,松山市,静岡 県富士市,岡山県倉敷市のリスナーの手紙を紹介したあと、最近お便りを寄せた人の名前のみ紹介していた。
   <SONY ICF-7601+付属ホイップアンテナ/静岡>



・KTWR  1997/08/24  2100-2130JST   9870kHz〔44444〕 日本語
 『あらいぐまのたっちゃんとあっぱれ放談』イスラエルとアラブ諸国の対立についてキリスト教の立場から話していた。グアム政府観光局提供のコーナーでは グアムで見ることができるプラネタリウムの情報。なお、この日の放送では私の手紙が読まれた。
 2120からの『ごいっしょしましょう』では、聖書朗読と解説。
  <Panasonic RF-B65+付属ホイップアンテナ/静岡>



・Kiss−FM Kobe  1997/08/15  1700-1715JST 89.9MHz〔25242〕  日本語
 三重県一志郡白山町で受信。『ASTEL FRIDAY CONNECTION』ゲストはアステル関西のヤマグチさん。『モナムール東京/ピチカート ファイブ』がかかった。
 1714から発生したコンピューター系人工ノイズに完全につぶされてしまった。
  <Panasonic RF-B65+付属ホイップアンテナ/三重>



・平壤放送  1997/08/11   2100-2157JST  6520kHz〔54444〕  日本語
 同局は8月より局名の変更をはじめ、様々な変化があったようだ。放送の冒頭に出るIDは『チョソン民主主義人民共和国,ピョンヤン放送です。』で、番組 の合間には『こちらはピョンヤン放送です。』と出ている。
 周波数案内では従来は非公称だった3250kHz もアナウンスされるようになった。放送は1時間単位で2種類有り、それぞれを『第一サイクル』『第二サイクル』と称している。また冒頭と終了時に流されて いた国歌も流されなくなっている。
  <Panasonic RF-B65+付属ホイップアンテナ/三重>



・平壤放送  1997/08/16  2137-2158JST 6520kHz〔54444〕  日本語
 普天堡電子楽団の演奏による『我らの金正日同志』『祝福』の二曲がかかった後、『お便りの時間』となり朝鮮民主主義人民共和国の国章・国旗・国歌につい て紹介していた。その後、明日のこの時間の番組案内と放送時間と周波数の紹介で終了した。
 同局は以前は英語でRadio Pyongyang(ドイツ語,フランス語なども同様)といっていたのに対し、日本語では朝鮮中央放送といっており(中国語放送も以前は朝鮮中央廣播電台 といっていました)、また日本語放送のみ2時間番組であるなど、他の言語の放送に比べて特別扱いのになっていたが、今回のスケジュールと局名変更で他の言 語と同等の扱いになったようである。そういえば、以前のラジオ韓国のスケジュール変更でも日本語放送のみが2時間だったものが、他の言語と同様の1時間に なっている例もあり、これらの一連の動きに、関連があるような気がしないでもない。
   <SONY ICF-2001D+SONY AN-1/鳥取>



・α−STATION  1997/08/14  1900-2000JST  89.4MHz〔45444〕 日本語
 三重県一志郡白山町で受信。『NEO SWING』では福岡県での警官刺殺事件で犯人が逮捕されたことなどのニュースや、話題。 『Innocent  World / Mr.Children』などの曲がかかった。
  <Panasonic RF-B65+付属ホイップアンテナ/三重>



・FM CO・CO・LO   1997/08/08   1400-1500JST  〔25342〕 英語
 三重県一志郡白山町で受信。『CO・CO・LO Asian Wave』では、韓国のポップスがノンストップでかかっていた。
  <Panasonic RF-B65+付属ホイップアンテナ/三重>



・KBS京都  1997/08/23  2322-2330JST  1143kHz〔43333〕 日本語
 『青野敏行のハイヤング京都』 番組終盤部分のみの受信であった。『大統領発令』というリスナーが有名人を大統領にして勝手に法律を作るコーナーでは、 小室哲哉を大統領にした場合のハガキや甲子園批判をからめたハガキが読まれていた。
 受信状態は1134kHz の文化放送の混信とフェーディングがあったほかは良好であった。福島の山間部では朝鮮半島の混信が川崎市に比べて弱いせいか、近畿・東海地方の放送局が川 崎よりもクリアに聞こえた。KBS京都は川崎市では韓国KBSと文化放送の混信で受信不能である。
 福島県相馬郡飯舘村で受信。
    <SONY 2S-5+内蔵バーアンテナ/福島>



・YBC山形放送  1997/08/17  2230-2259JST  918kHz〔44444〜34333〕日本語
 『くらてつおの夜にアタックル』YBCラジオ日曜夜のローカル番組。オープニングでは『はなむけ』という言葉の語源について話していた。その後、ハガキ を読んだ後でずうとるびの『みかん色の恋』がかかった。この後ハガキのコーナーが続き、奈良県や静岡県からのハガキもあった。
 YBCラジオは出力5kW以下の放送局の中では最も受信しやすく、日によっては東北放送よりも良く聞こえることもある。特にラジカセを使用したときの受 信のやりやすさはAM KOBEに次ぐ。韓国局の混信もさして問題にならない。同局は平日は文化放送制作の番組が多くて、『文化放送山形支局』といった感 じがするが、日曜の22時台は『Jazz Spot』と、この番組の自主製作30分番組の2本立てである。
 多少のフェーディングがあったが強力な混信源がなかったので、アナログ式の小型ラジカセで充分番組を楽しめた。
   <SANYO U4-A5S+内蔵バーアンテナ/神奈川>



・Radio France International  1997/09/09 2102-2123JST  11600kHz〔44333〕 英語
 『ニュース』ではコモロ情勢に対するOAUとアラブ連合の対応,ハイチでの客船の沈没事故,北朝鮮と日本の日本人妻帰国交渉が合意したことなどについて 伝えていた。2114からはニュース解説と特派員報告を交えた報道番組でハイチの客船沈没事故では気象より定員超過が大きな原因となったこと,ボスニア・ ヘルツェゴビナ情勢の最近の動き,日本と北朝鮮の日本人妻帰国交渉での合意と今後の両国関係についてなどについて。
   <SONY ICF-2001D+SONY AN-1/鳥取>



・Radio Canada Internationale 1997/08/15  0730-0800JST  11705kHz〔44433〕 フランス語
 『ニュース』ではカンボジアのシアヌーク国王のフンセン体制承認問題,チェコのクラウス首相のカナダ訪問になどについて伝えていた。0740からはチェ コのクラウス首相のカナダ訪問に関する解説。0753からはブリティッシュ・コロンビア州に関する話題。アドレス,周波数などのアナウンスがあって終了。
   <SONY ICF-2001D+SONY AN-1/鳥取>



・インドネシアの声  1997/07/28   2030-2100JST  9525kHz 〔33433〕 日本語
 ニュースではインドネシアの出入国管理局が数人の中国人を出入国管理法違反容疑で取り調べていることなどを伝えた。『人と暮らし』ではインドネシアの伝 統的な劇の話題だった。
 <Panasonic RF-B65+10m長ワイヤーアンテナ/静岡>



・Radio Korea International,   1997/08/17  1105-1200JST  7275kHz〔54444〕 英語
 『ニュース』では日本と北韓の日本人妻帰国に関する交渉,北韓の食料難,6日にグアムで起きた大韓航空機墜落事故の続報などについて。『News Commentary』では第二次世界大戦中の日本の戦争犯罪について。1126からは全羅北道扶安市を紹介する番組。1136からの『Mailbag 』では文学の日の祝日の話の後、アメリカのオハイオ州,フィリピン,中国のリスナーの手紙を紹介した。その後バングラデシュのリスナーの質問に答えて韓国 の大統領選挙に参加する政党について紹介した後、韓国の歌手についての話。その後アメリカ,カナダ,カメルーン,ガーナのリスナーの手紙を紹介した。最後 に放送時間と周波数のアナウンスがあって終了した。
   <SONY ICF-2001D+SONY AN-1/鳥取>



放送局名(国・地域名) 受信日 受信時間
受信周波数〔受信状況(SINPO)〕
受 信 内 容
<使用受信機+使用アンテナ/受信地>
 
SINPOコードの付け方について
S=信号強度 電波の強さが強いほど大きな数字
I=混信 混信が多いほど小さな数字
N=雑音 雑音が多いほど小さな数字
P=伝搬障害 伝搬障害が多いほど小さな数字
O=総合評価 SINPの一番小さな数字又はそれ以下
全ての数字は1〜5の5段階評価


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No.103(1997年8月号)の受信レポート
No.104(1997年9月号)の業務局受信ログ
No.105(1997年10月号)の受信レポート

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