DX FREEK No.105(1997年10月)より受信レポート
・地中海の声 1997/09/21 1400-1430JST 17570kHz〔45343〕 日本語
『ふるさと』の曲で日本語放送が始まった。最初に手紙,受信レポートを送った人の名前が紹介され、マルタ語講座や『マルタ人と日本人の似ている点』につ
いての話題など。
非常に変調か浅く聴きづらかった。
<Panasonic RF-B65+10m長ワイヤーアンテナ/静岡>
・RAB青森放送 1997/09/19 2329-2340JST 1485kHz 〔32222〕 日本語
『金曜ワラッター』RAB金曜夜のローカル番組。途中からの受信であった。現在東北地方を北上している台風は何号か?というクイズの解答で正解は20号
であった。当地では1233KHz の青森本局が1242kHz
のニッポン放送の混信で受信不能のため、出力1KWの弘前局での受信となる。混信は1494kHz
の山陽放送であったが、アンテナの指向性である程度混信を軽くすることができた。
出力が弱いのでループアンテナの使用が効果的である。ちなみに1215kHz
の十和田局は、KBS京都と韓国局の混信がきついので長時間の受信には不向きである。いずれの局を受信するにしろ同調の取りにくさがネックである。
<SONY ICF-5800+ミズホ通信UZ-77(ループアンテナ)/神奈川>
・KTWR 1997/09/06 2100-2158JST
9870kHz〔54444〕 日本語
『KTWR20周年記念スペシャル』日本語放送の20年の足跡をたどって、過去のグアム駐在の日本人スタッフ,近藤,篠田,福田,大上各氏の番組担当当
時の声と20周年のお祝いメッセージが紹介された。ちなみに近藤,篠田,福田各氏は現在アメリカで日本人伝道師として活躍、大上氏は伝道師を目指して同国
の神学校に在学中とのこと。
<Panasonic RF-B65+10m長ワイヤーアンテナ/静岡>
・ラジオ福島 1997/09/04 2250-2300JST 1458kHz〔22222〕 日本語
『福島青春物語TEENS SPECIAL』という10分番組。
福島県のある全寮制の農業高校の先生,生徒に対するインタビューほか。
同波の茨城放送土浦局が混信してきて番組の内容が良く理解できなかった。茨城放送は当地からみた方角がラジオ福島と同じなので混信がひどいときはどうし
ようもない。1098kHz
の郡山局も混信チャンネルであり、日によって良いとき,悪いときがある。在京の局と離れた周波数のため、ラジカセでの受信は比較的容易である。
<SONY ICF-5800+内蔵バーアンテナ/神奈川>
・ラジオ・タイランド 1997/08/31 2200-2114JST 11850kHz〔55444〕 日本語
『ニュース』では、科学技術環境省空気汚染防止局が国家廃棄物事業計画をより徹底したものにする必要があると指摘したことなど。その後『ニュース展望』
ではタイの中流層が始めた生活の変化について。担当は渋谷みきえアナだった。
<Panasonic RF-B65+10m長ワイヤーアンテナ/静岡>
・アンデスの声 1997/09/01 2030-2100JST
9415kHz〔45444〜44433〕 日本語
『マリンバの調べ』ワーグナー歌劇集からのマリンバ演奏。2050からフェーディングが多くなり始め、2058に同波のRadio
AustraliaがISを流し始めたのが混信してきた。後日の同局からの返信によるとこの混信を避けるために番組が2058に終了するように調整された
とのこと。
<Panasonic RF-B65+10m長ワイヤーアンテナ/静岡>
・RSK山陽放送 1997/09/08 2120-2200?JST 1494kHz 〔25322〕 日本語
RSK自社製作の演歌番組『演歌春秋』この日は岡山県出身の演歌歌手(名前は不明)が帰った後、河合美智子の『花ごころ』ほか数曲のリクエスト曲がか
かった。
山陽放送は出力こそ弱いが混信源がHBC中継局しかなく、同調もとりやすいので、中国地方の局では最も受信しやすい。この日は、ノイズが多かったので内
蔵アンテナの受信となったが、AM KOBEやYBCと並んでループアンテナの使用が最も効果的なAM局のひとつである。
<SONY ICF-5800+内蔵バーアンテナ/神奈川>
・中国国際放送 1997/09/11 2150-2215JST 7190kHz〔54444〕 日本語
『お便りの時間』で兵庫県のカミムラ・トシアキさん,埼玉県深谷市の野口ミノルさん,大阪府堺市のオダ・ヤヨイさんの夏の終わりから初秋に書けての行事
についての質問,三重県津市のカワソエ・ミツノリさんの中国人で多い苗字についての質問,大阪市のハナミツ・アキオさんの中国の盆についての質問を紹介し
た後、「済南投資観光クイズ」の当選者の発表があった。
<SONY ICF-2001D+SONY AN-1/鳥取>
・KBS第一 1997/09/06 2040-2100JST 711kHz〔53443〕 韓国語
日本の『たまごっち』ブームを取り上げた番組。日本の女子高生,『たまごっち』の開発者や、ブームの社会的背景についての評論家の解説など。
<Panasonic RF-B65+10m長ワイヤーアンテナ/静岡>
・TBC東北放送 1997/09/04 2130-2215JST 1260kHz〔44343〕 日本語
『独占ラジオどんぶり生でゴメンネッ』TBC自社製作の生番組。オープニングの次は、プロ野球クイズの発表,「おじさんとオヤジ」というハガキのコー
ナー、2150過ぎからニッポン放送キー局の「Jリーグエクスプレス」をはさんで2200から番組再開、県内の中高生からのハガキを読んでいた。
TBCラジオは1242kHzのニッポン放送や1269kHzの四国放送が混信源となるが、選択度の良いラジオを使えばニッポン放送の混信は避けられ
る。ただし1200kHz
帯には強力な大電力局がひしめいているので同調がとりにくく同局よりも出力の弱い山形放送に比べ受信しにくい。そのため、山形放送に比べて遠距離リスナー
が少ないようである。神奈川県での東北各局の受信難易度をランク付すると簡単なものから順に山形放送,東北放送,ラジオ福島,秋田放送,岩手放送(NHK
放送終了後のみ),青森放送(本局,中継局とも混信強い)といったところである。TBCの自社制作番組はこの他AM12時からの『TBC ACTIVE
KIDS』がある。
この日は混信が弱く、ローカル局より少し悪いくらいだった。
<SONY ICF-5800+内蔵バーアンテナ/神奈川>
・文化放送 1997/09/16 2259-2312JST 1134kHz〔43433〕 日本語
同周波数の韓国KBS(韓国放送公社)社会教育放送の混信。さだまさしのコンサートのCMのあと、スジャータの時報。2300からはエースコック提供の
クイズ番組で埼玉県上尾市と千葉県流山市のリスナーがクイズに参加していた。また、この番組に参加した人全員にエースコックスーパーカップをプレゼントす
るとのこと。コマーシャルは、エースコックのスーパーカップ,大盛いか焼きそば,夜鳴き屋の3つが流れていた。2310からはバンプレスト提供の番組でこ
の日のゲストは知念里奈だった。ポケットラジオでの遠距離受信のテストといった感じで受信したのだが、意外と良好に受信できた。
<SONY ICF-S17+内蔵バーアンテナ/鳥取>
・ドイチェ・ヴェレ 1997/10/05 1900-1950JST 21640kHz〔44433〕 中国語
スリランカ中継のため電波は強力で、音質も良好。ベートーベンの交響曲第9番の終楽章の開始音楽の後、男性アナウンサーの開始アナウンス。1901から
は女性アナによるニュースでセルビア,パレスチナ,インドネシア関係のニュースを伝えていた。1910に這裏是徳国之声(チョウリシー トゥクォ シー
シェン)
とIDが二回出た。1911からは男性アナと女性アナによるトーク番組。1926に再びIDが出た後は、ドイツ語講座『Deutsch−warum
nicht?』でアンドレアスとエックスだ登場する話で、日本語放送では『ドイツ語でいこう』と呼ばれているもの。1945からはニュース。1948に終
了アナウンスがあり、開始時と同じ音楽で終了。
<SONY ICF-2001D+5m長ワイヤーアンテナ/鳥取>
・希望のこだま 1997/09/21 1853-1930JST 3985kHz〔43433〕 韓国(朝鮮)語
1900までは音楽番組で女性アナのナレーションで韓国のポップスが二曲かかった。1001にヒマンエメアリパンソンイムニダとIDが二回出た。
1002からは報道番組で男性アナと女性アナが交互に朝鮮半島情勢を中心にしたニュースを伝えていたが、この中で北朝鮮のことを北朝鮮(Puk-
choson)
といっていたが、この表現は南北両国とも使わない(南では『北韓』,北では『共和国』または単に『朝鮮』)のでこのような用語表現を使う理由が良く分から
ない。1911にヒマンエメアリパンソンイムニダとIDが出た。1912からはトーク及び音楽番組で男性アナのトーク及び唱歌の類の音楽が3曲がかかっ
た。1930にIDがヒマンエメアリパンソンイムニダと出たところで聴取をやめた。同波にジャミングが出ていてその混信のためにやや聴きづらかったため、
SYNCをLOWER側にして聴いていた。
<SONY ICF-2001D+5m長ワイヤーアンテナ/鳥取>
・朝鮮中央放送 1997/09/11-12 2258-0010JST 3960kHz 〔54444〕 朝鮮語
器楽曲の後、IDがJoson Jung-ang
Pangsong-Imnidaと出た。2300に短い男声アナウンスが出た後、合唱,独唱曲が4曲かかった。2315に短いアナウンスが出た後、男声合
唱曲が1曲かかった。2321に短い女声アナウンスが出た後、2358まで普天堡電子楽団の曲が8曲かかった。器楽曲の後、2359にJoson
Jung-ang
Pangsong-ImnidaとIDが出た。0000に短い女声アナウンスがあった後、朝鮮人民軍協奏団功労合唱団の曲が2曲かかり、0009に女声ア
ナウンスが出た後、聴取をやめた。
<SONY ICF-2001D+SONY AN-1/鳥取>
・AWR−Asia 9/13 1008-1030JST 17645kHz〔44444〕 ベンガル語
バングラデシュの音楽(女性ボーカル)が一曲かかった後、聖書に関するトークがあった。1024に終了アナウンスがあり、バングラデシュとインドの私書
箱などのアナウンスがあった。器楽曲のあと、1028からIS,ID This is Adventist World Radio, the
Voice of Hope, KSDA Agat Guam。
<SONY ICF-2001D+SONY AN-1/鳥取>
放送局名(国・地域名) 受信日 受信時間
受信周波数〔受信状況(SINPO)〕
受 信 内 容
<使用受信機+使用アンテナ/受信地・受信者>
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No.106(1997年11月号)の業務局受信ログ
No.106(1997年11月号)の受信レポート
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