DX FREEK No.113(1998年6月号)より受信レポート


・IBS茨城放送  1998/05/18 1410-1415JST  1197kHz 〔35242〕 日本語
 『松井裕子の気ままにアフタヌーン』IBS月〜木曜の午後ワイド番組。オープニングは、1997年度の高額納税者番付の話とメニュー紹介,CMの 後曲が流れた。タイトルは不明。(横文字で書きにくい)。混信はないがノイズがひどい。昼間の受信では1458kHzの土浦局の方が良好。夜間は水戸本局 がSTV旭川局,土浦局がラジオ福島の混信を受ける。いずれもループアンテナでは分離不能である。ちなみに土浦局をループアンテナで受信するとRFラジオ 日本の混変調が出る。外部アンテナなしの時の状態はこちらのほうが良い。1435過ぎからは菅原洋一のアルバム紹介で、「この道」などがかかった。 当地で1197kHzを受信すると時間と受信機に関係なく独特のノイズが 出ている。
<SONY ICF-5800+ミズホ通信UZ-77/神奈川県>
 


・ABS秋田放送  1998/05/18 2015-2055JST  936kHz〔34333-23222-35444〕 日本語
 「歌謡曲ふれあい電話リクエスト」ABS月曜夜のリクエスト番組で演歌が多い。電話の受付は2030までで最後に受けた曲は加藤登紀子の「百万本 のバラ」。多少のノイズとフェーディングがあり、2030頃信号が弱くなって954kHzのTBSラジオがかぶってきたが宮崎放送の混信がなかった ので、意 外に良好に受信できた。ICF−5800はRFアンプ内蔵で選択度も良いが、在京の曲の混変調は避けられない。
この日のテーマは「猫」で猫にまつわるエピソードを読んでいた。パーソナリティは歌手のあべ十全氏で東北弁丸出しのトークが地元の支持を集め、リ クエスト番組の中ではローカル色の強いものになっている。
YBCとTBSの谷間で同調はとりにくいが、コンディションの良いときはYBCと同じ位良く聞こえるが、悪いときには宮崎放送につぶされてしま う。ラジカセでの受信はよほどコンディションが良くないと無理。
当地では、東北・北海道の局と大阪より西のローカル局が混信した場合前者が勝つことが多い。
 <SONY ICF-5800+ミズホ通信UZ-77/神奈川県>
 


・モンゴルの声  1998/05/30  2300-2310JST  9720kHz〔35443〕 中国語
 2300IS,その後男性によるモンゴル語ID「モンゴリーン…」と出た後、女性アナの中国語IDが出て周波数等スケジュール案内、ニュースらし き番組となった。混信もなく良好。
 <SONY ICF-SW1000T+内蔵ロッドアンテナ/北海道中川郡美深町>
 


・BSN新潟放送  1998/05/18  2105-2200JST  1116kHz〔34444〕 日本語
 「Swing Street」BSNローカルのジャズ番組で、山形の「Jazz Spot」とともにAMでは数少ないジャズ番組として知られてい る。「Jazz Spot」が新譜の紹介を中心とするのに対し、こちらは古い年代のアナログ盤が中心である。この日は先日亡くなったフランク・シナトラ氏 の追悼特集、シナトラ氏のファンのコメントも紹介されていた。同波の南海放送の混信が時折あったが全体的に良好である。同局はTBSと文化放送の合 間のローカル局では最も強力である。この局も夜間のローカル 番組が少ないのが残念である。
曲目については横文字のメモを取るのが苦手なので、聞き流している。最近の音楽番組は横文字が多いので、ジャズ番組は勿論、普通のリクエスト番組 のレポートも書きにくくなっているように思う。
 <SONY ICF-5800+内蔵バーアンテナ/神奈川県>
 


・YBS山形放送 1998/05/24 2200-2230JST 918kHz〔44433〕 日本語
 「Jazz Spot」山形で20年以上続くジャズ番組。5月18日の「Swing Street」同様フランク・シナトラ特集。第4週のジャズ ボーカルをお休みしての特集でレギュラーの男女2人のトークが中心。BSNと違って、国内局の混信が無いのでとても聞きやすかった。ジャズやクラ シックはAM特有のノイズに弱く、この番組の時間帯はコンディション が悪いことが多いのだが、心配したほど悪くなく、在阪の民放より良いくらいだった。やはり受信状態の良否を決める要素は出力より混信源と受信機の選択度で ある。実際最近の選択度の悪いラジオではYBCのチューニングにも手間がかかる。曲は「シカゴシカゴ」など。
<SONY ICF-5800+ミズホ通信UZ-77/神奈川県>
 


・バレッタコーリング 1998/06/07  1400-1435JST 17570kHz〔35232-45333〕 日本語
 1400女性アナ(マユコさん?)による開始アナの後、「6月のマルタの主な行事」の紹介。1406音楽をはさんで、1413から1428まで 「マルタ語5分間レッスン」音楽に続いて1432から「お便りコーナー」埼玉と秋田のリスナーのお便りを紹介したところで受信状態が悪くなった。
混信はないがいつもノイズが強い。
<Yaesu FRG-100+10m長ロングワイヤーアンテナ/北海道>
 


・AFN−三沢  1998/06/10 2253-2311JST  1575kHz〔35333-45333〕 英語
 2359まで曲が二曲かかり、男性によるIDが“You are listening to AFN”と出た。2300短い男性トークの後、2302ABCニュースとなり女性レポーターがワシントンから兵器をとる子供たちについて伝えた。2303 から受信をやめるまで3曲かかった。手元の資料によると三沢局は250Wとのことだが、返信ではハリス社製1kwとなっている。夜遅い時間には混信 もなく良好に受信できる。
<SONY ICF-6800A+MIZUHO UZ-8DX/北海道>
 


・海峡之声廣播電台 1998/06/13 0050-0110JST 4940kHz〔33443〕 中国語
 0050から0100の時報までは、男女のトーク番組。内容は全然分からない。時報に続き、男性によるID「海峡之声廣播電台(Haixia zhi sheng Guangbo Diantai)」と出た。0109にさきほどと同じIDが出て再びトーク番組となった。ロシアの声の混信がある。
<ICOM IC-R72+SONY AN-1/北海道>
 


・黒龍江人民廣播電台  1998/06/15 1953-2017JST 7350kHz〔44444〕 中国語
 1953音楽、続いて男性アナによる短いトークの後、CMらしきものをはさんで再び音楽となった。2000時報、女性による時刻アナウンスの後、 男性でID「黒龍江人民廣播電台(Heilongjiang Renmin Guanbo Diantai)」と出た。その後は女性アナウンサーによるインタビューを交えたトーク番組となった。2010音楽となった。放送内容については全く理解 できない。CWの弱い混信があった。
<ICOM IC-R72+SONY AN-1/北海道>

 


・Voice of Turkey 1998/06/20  1955-2018JST  17745kHz〔35232〕 中国語
 1955ピアノ?によるIS,1958と1959にそれぞれ、男性・女性によるIDが出て、ニュースらしき番組となった。その後は短い音楽をはさ んで女声のトーク番組となった。内容は全く理解できず。
<ICOM IC-R72+SONY AN-1/北海道>

 


・Hoh Tenger Radio 1998/06/20  2021-2056JST  4850kHz〔34333〕 モンゴル語
 番組は欧米ポップスと曲紹介のアナウンスの繰り返しで女性アナウンサーのモンゴル語アナウンスの後、男声による英語のアナウンスが聞けた。 2054女声によって“…Hoh Tenger Radio”と出た。Count Down番組と思われる。
<ICOM IC-R72+SONY AN-1/北海道>



・WYFR  1998/06/20  2100-2122JST  9280kHz〔33333〕 英語
 2100音楽、2102女性アナによるID「…Family Radio…」と出て、放送案内のような感じになり、男性トークと音楽の繰り返し。2116には同局のホームページの案内があった。その後も男女のトーク と音楽の繰り返しであった。同波の不明局の混信があった。
<SONY ICF-6800A+内蔵ロッドアンテナ/北海道>
 


・Bangladesh Betar 1998/06/20 2127-2147JST  7185kHz〔33343-32232〕 英語
 2127IS。2128女性アナによるIDと周波数などの案内。2130女声ID“This is External Servie of Bangladesh Betar”と出て、ニュースとなった。バングラデシュ国内のニュースの他オランダ,インドネシアなどのニュースも報じ、2135男性トーク番組となり、 2139に音楽、2142女性アナによるIDの後、男性によるバングラデシュ経済についてのトークとなった。2145音楽となった。ノイズも強く聞き取り づらい。
<ICOM IC-R72+SONY AN-1/北海道>
 


・Voice of the Islamic Republic of Iran 1998/06/20  2227-2250JST  13605kHz〔33433〕 中国語
2227IS,2230男性アナによるID「チュリシーイラン…クワンポー‥クワンポーティエンタイ」と出て確認。トークと音楽の繰り返し。「イ ラン」「マレーシア」とたびたび聞き取れた。13610kHzの中央人民廣播電台の混信が少し気になった。
<ICOM IC-R72+SONY AN-1/北海道>

 


・Deutsche Welle 1998/07/19 1500-1518JST  21640kHz〔45444〕 ドイツ語
 1500からはニュースでコソボ自治州での紛争,パプアニューギニアので津波などについて伝えていた。1505からは音楽番組で1518に聴取 をやめるまでに民謡(Volksmusik)が3曲かかった。
<SONY ICF-2001D+SONY AN-1/鳥取県>
 


・U.A.E.Radio Abu Dhabi 1998/07/19  1435-1459JST  21630kHz〔35333〕 アラビア語
 アラビア歌曲が2曲かかった後、1442にIdha'at-l-Imarat-l-Arabiyya till-Muttahaida min Abuu Zhabiy とID。その後は男女のトーク番組。1454に再びIdha'at-l-Imarat-l-Arabiyya till-Muttahaida min Abuu Zhabiy とID。その後アラビア歌曲が1曲かかり、1459にSign Off。
<SONY ICF-2001D+SONY AN-1/鳥取県>
 


・Broadcasting Service of the Kingdom of Saudi Arabia 1998/06/17  1904-1940JST  21495kHz〔34333〕  アラビア語
 1004にIda'at al-Qur'an al-sharim min Mamlakah till-Arabiyah al-SaudiyaとID。その後は1929までコーランの朗唱。1929に再びさきほどと同じID。1930からはニュースらしき番組となりイスラエ ル・パレスチナ関係,コソボ情勢,パキスタン・インド関係などについて。1934にIdha'at al-Mamlakah till-Arabiyya till-Saudiya min Riyadh とID。その後は再びコーランの朗唱。
<SONY ICF-2001D+SONY AN-1/鳥取県>
 


・平壤放送 6/26  1700-1730JST  9650kHz〔54444〕  日本語
 ISが二回流れた後、「チョソン民主主義人民共和国、平壤放送です」と男声IDが出た。同様にIS,ID(女声)の後、「リスナーの皆さ ん、御機嫌いかがですか。只今からチョソン民主主義人民共和国の首都平壤からお送りする日本語放送を始めます。」、番組案内「早速、プログラムから御紹介 します。ニュースに続いて偉大な金正日同志の名著をお送りし、その後『愛情こもる約束』、この音楽を御紹介します。ラジオマガジンに次いで『米軍は南チョ ソンから1日も早く撤退すべきだ』こう題してお送りします。」、「ではごゆっくりとお楽しみ下さい。」とアナウンスがあった。
ニュースでは、「ロシアの新聞『パトリオット』6月24日号が偉大な金正日同志の不朽の著作『革命と建設において主体性と民族性を固持するため に』を載せた。」、「金正日同志の著作の研究討論会が17日にネパールで行なわれた。」、「19日、コロンビア自由党アルベルト・カミロ・ネアレス書記長 がキム・ヨンホ朝鮮大使と会見した。」、「22日、マレーシア人民運動党書記長がチェ・ジュンス中央委員会副部長を団長とする朝鮮労働党代表団と会見し た。」、「朝鮮民主主義人民共和国スポークスマンが、イスラエルがエルサレム包括領域を広めることについて強く避難する声明を出した。」、「軍事消息筋に よると、24日軍事境界線近くで、南朝鮮傀儡軍が共和国を刺激する激しい挑発行為をはたらいた」、「ベトナム侵略戦争に駆り出され、枯葉剤の被害を受けた 南朝鮮の元軍人達が国際刑事裁判所にアメリカの罪状を訴え出る計画である。」他を伝えた。
1711からの「労働新聞論評ダイジェスト」は「盗人が鞭を振り上げる」と題した話で、次のような内容。「日本防衛庁が今年度の防衛白書を発表し た。そこで共和国の核開発疑惑を云々し、地域安全保障の重大な不安定要素と行ってのけた。根も葉もない犯罪人扱いを黙って聞いておれない。共和国が経済的 利益を犠牲にしておきながらも核を凍結させたのは世間周知の事実だ。核開発問題において潔白であることは現実において確証され、核開発疑惑の説は完全に意 味を失った。なのにこれを日本はしつこく宣伝している。その底意は何か。共和国の核開発疑惑を口実に核に対する野望を遂げることだ。その実、日本は核兵器 の保有と使用が憲法上可能であると主張した。日本は核兵器の保有ばかりかその使用の合法性まで主張しているのだ。これは今に始まったことではない。 1959年と1969年に日本の軍部で作成した書類には核兵器及び運搬手段を開発し、その使用能力を保有することについての要求がある。日本の反動派が核 兵器の使用と保有の合法性を主張する目的は、核を振り回して軍国主義的な世界支配権を確立することにある。人に言い掛かりをつけて自分の利益ばかりを図ろ うとし、野望を実現しようとするのは日本反動派の悪い習慣である。しかし誰も日本の言うことに耳を貸さなだろう。犬の遠吠え位に思っているはずだ。架空の 共和国の核開発疑惑を口実に核の野望を遂げようとする日本の下心があまりにも見え透いているからだ。明るい世の中、世間の目は鋭い。そして正確である。日 本反動派は世界の目を他にそらして不純な目的を達成しようとする狡猾な策動をやめるべきだ。」
1714からは、党と国家・軍を勝利の一路へと導く敬愛する金正日将軍を敬慕して歌う、朝鮮人民軍協奏団功労合唱団の歌「敬礼をお受け下さい。」 がかかった。
1717からは金正日同志が1998年4月18日、歴史的な南北朝鮮政党・大衆団体代表者連席会議50周年記念中央研究討論会に送った書簡「全民 族が大団結して祖国の自主的平和統一を成し遂げよう」から愛国・愛族の旗、祖国統一の旗の下に全民族が団結することを明かした部分について。 1724か らは普天堡電子楽団の人民俳優キム・グアンスクの歌「将軍が指し示した所」、女声トリオ「統一列車走る」の2曲がかかった。
時々、違法CBの混信があった。
<Panasonic RF-B65+20m長ワイヤーアンテナ/静岡県>



 
放送局名(国・地域名) 受信日 受信時間(JST)
受信周波数・チャンネル 受信状況(SINPO) 放送言語
受信内容・コメントなど
<使用受信機+使用アンテナ/受信地(移動受信などの特記する必要がある場合以外の詳細は省略)・受信者(省略)>
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DX FREEK No.112(1998年5月号)より受信レポート
DX FREEK No.114より受信レポート








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