Panasonicの1991年3月のカタログより
Panasonicは現在は短波ラジオはごくわずかの機種しか残っていませんが、1991年のカタログではまだ数機種がありました。

RF-B65 標準価格39.800円
LW(長波)153〜519kHz、MW(中波)520〜1610kHz(10kHzステップ)または522〜1611kHz(9kHzステップ),SW (短波)1,615〜29,999MHz(1kHzステップ) SSBの受信可能。
Panasonicのラジオでは今でも比較的評判のいい機種です。やはりSONYにしろ1990年頃は最後の短波ラジオの名機が生まれた時期なのかもしれ ません。



RF-B40 標準価格30,900円
LW(長波)146〜288kHz、MW(中波)520〜1610kHz(10kHzステップ)または522〜1611kHz(9kHzステップ),SW (短波)1,615〜29,995MHz(5kHzステップ)。RF-B65に比べると短波が5kHzステップとなり、SSBの受信が出来ない。また長波 の受信範囲も狭くなる。このラジオだとかつてイランが使っていた9022kHzなどという中途半端な周波数の放送局、SSBを使う業務無線など、長波の NDBなどの無線標識が受信できない。
実際価格差もあまりないのでRF-B65に比べるとこの機種を使っている人も少なかったように思われる。




RF-B10 標準価格13,900円
アナログチューニング、FM、MW、SW6バンドの合計8バンド。
短波は、3.9〜4.0MHz, 5.95〜6.2MHz、9.5〜9.9MHz、11.65〜12.05MHz、15.1〜15.6MHz、 17.55〜17.9MHzの受信が可能。
主要日本語放送でも受信できない周波数があるなどやや不便な機種か。




短波用アンテナ
現在家電メーカーでは短波用アンテナを発売しているのはSONYだけですが、この当時はPanasonicも発売していました。
RD-9150 逆L型アンテナ 標準価格3,000円
現在は逆L型アンテナは海外メーカーの物を購入するか、アマチュア無線用の物を改造するか、あるいは自作してもそれほど難しくはないので自作するかになり ます。

RD-9160 3m垂直アンテナ 標準価格4,980円
3段伸縮の最大長さ3mになるアンテナ。アクティブアンテナのSONYのAN-1と違ってパッシブアンテナ(電気的に増幅しない)ので混変調には強いと思 われます。



ラジオたんぱ専用ラジオ
R-038 標準価格7,500円 NSB(ラジオたんぱ)専用 デジタル周波数表示
R-039 標準価格9,000円 NSBとAM(MW、中波) デジタル周波数表示
R-266 標準価格8,500円 NSBとAM(MW、中波) アナログチューニング



また、このほかに興味深い機種としてはFM,AM高感度ラジオRF-U80  標準価格15,900円という機種が載っていました。
最大外径寸法285×156×71mm、重量1.3kgと大きいですが、この機種でしたら、国内のAM放送の遠距離受信や海外中波放送の受信にはかなり役 立ちそうです。



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