DX FREEK No.103(1997年8月号)より受信レポート

・自由中国の声 1997/07/02  2000-2100JST 7130kHz〔43433〕  日本語
ニュースでは香港返還記念式典を取材した本田アナウンサーのレポートがあり、「台北DJ」でも同アナのレポートで香港の最新音楽事情を伝えてい た。混信は 7135kHzのBBC。
<Panasonic RF-B65+10m長ワイヤーアンテナ/静岡>



・中国国際放送 1997/06/17 2330-0027JST 1044kHz〔44433〕  日本語
 ニュースでは香港祖国返還を祝う交歓会・各界代表者による祝賀大会を行なうことになっていることなど。「香港返還シリーズ番組」では香港におけ る教育の 現状と将来の発展について。
<SONY ICF-7601+内蔵バーアンテナ/静岡>



・ロシアの声  1997/06/19 2200-2300JST 7390kHz〔55433〕  日本語
 ニュースではエリツィン大統領がサミットのため間もなくデンバーへ向かうことなど。「ラジオジャーナル今日の話題」では、ニュースと同じく大統 領のサ ミット参加とモスクワで開幕した第5回世界大都市サミットについて。「ヤングウェーブ」ではロシアの新しい奨学金制度とモスクワ国立大学付属国際 教育セン ター(留学生のためのロシア語教育を行なっている)の話題。
<Panasonic RF-B65+10m長ワイヤーアンテナ/静岡>



・ドイチェ・ヴェレ  1997/06/14 2130-2200JST 12055kHz〔44433〕 日本語
ニュースではドイツ経営者同盟が介護保険の掛金の引き下げを要求したことなど。「放送マガジン」では、ベルリンで開かれている心臓病シンポジウム に関連し てワインが心臓病に効用があるという話題。その後「ベルリンの最新音楽事情」では、ウィーンを抜いて世界最大の音楽都市となった(ニューヨークタ イムズ誌 による)ベルリンでのオーケストラの廃止統合などの話題で、最近ではベルリンフィルでさえ特別公演で聴衆を集めるのが大変だという。
<Panasonic RF-B65+10m長ワイヤーアンテナ/静岡>



・四国放送  1997/07/08 2210-2300JST 1269kHz 〔43333-22222〕 日本語
 「COME ON 電リク music party」という自社製作のリクエスト番組を途中から受信した。尾崎豊の「卒業」や広末涼子の「大ス キ」など がかかっていた。四国放送は東北放送とRKB毎日放送の谷間にあるためアナログ式の受信機では同調が取りづらい。しかし信号は出力の割に強力なの で別の受 信機で1278kHz をモニターすれば判別は容易である。RKB以上にやっかいなのがHBC帯広中継局の混信で「ベストテンほっかいどう」という同じジャンルの番組と 重なるた めサブ受信機がないと不便である。
 四国放送の受信エリアは四国各局の中でもっとも広いらしく和歌山や兵庫からのリクエストもあった。
 HBCとの混信はバーアンテナの指向性である程度避けられるが、時間帯によってはどうしようもない。この日もHBCの混信がひどくて途中から受 信状態が 悪化した。
<SONY ICF-5800+内蔵バーアンテナ/神奈川>



・SBS静岡放送  1997/07/18 1510-1530JST 1557kHz〔35232〕 日本語
 「うわさのワイド,くんちゃん,番代子のハジけてドン」という金曜昼のワイド番組。
 この日は「蚊」についてのリスナーからの葉書を読んでいた。電子蚊取り器の匂いが嫌いな人や蚊帳を使っている人の話しなど様々だった。
 当地では1404kHzの静岡本局が1422kHzのRFラジオ日本の混信で受信不能のため 1557kHzの熱海局(出力100W)での受信となる。出力が弱いせいか近県の局ではもっとも状態が悪い。
 この日もノイズがひどくて放送の内容が一部分からなかった。しかし外部の雑音を拾わなかったのでいつもよりは少し良かった。なおこの 1557kHzという周波数は夜間はCBC,東海ラジオ,和歌山放送の中継局の電波が混信するのでSBSはまったく聞こえない。
<SONY ICF-5800+ミズホ通信UZ77/神奈川>



・STVラジオ  1997/07/01 0000-0100JST 1440kHz〔43443〕  日本語
「明石英一郎のアタックヤング」。STVラジオで月曜の深夜に放送される自社制作番組。この日は6月の特集「レシートボンバー」のグランプリ発表 があっ た。レシートボンバーとはコンビニなどでもらった変わったレシートをリスナーから集めてパーソナリティの明石氏が読むというもの、同コーナーで使 用された BGMは変身ヒーロー物の中でも名作の聞こえ高い「仮面ライダーv3」の戦闘BGMの一つ「V3アクション」で、この日のオープニングナンバーで もあっ た。
 受信状態は1422kHzのRFラジオ日本のカブリが少しあったほかは良好であった。当地では川崎市内に送信所のあるRFラジオ日本が最大の混 信源であ るため普通のラジカセでは 1400kHz台のDX受信はほとんど不可能である。また外部アンテナを使ったときのカブリもひどい。  
<SONY ICF-5800+内蔵バーアンテナ/神奈川>



・自由中国の声  1997/07/08 2230-2250JST 11745kHz〔45444〕 日本語
2230からの「台湾万華鏡」では、「日本人旅行者の夜の行方についてアンケートをすることを始めた」ことと「台湾女性の日本における売春」につ いての話 題。前者については日本人旅行者になかには、まだ売春目的で台湾を訪れる人が多いこと。後者では田舎街から都会に出て売春する原住民少女について 伝えてい た。
 他には1993〜1997年まで台湾では11,800人もの行方不明者がいるとのこと、特に幼児が多いそうだ。
2241「残念」というタイトルの音楽をはさんで2244局名アナウンス。「台湾万華鏡」の続きで、「自動車とオートバイの台数」について、「パ ソコンの 普及率」について。「離婚率の上昇」についての話題へと続いた。
 この後途中で寝てしまった。受信状態は良好。この局の番組の中で「台湾万華鏡」は好きな番組のひとつである。
<Panasonic RF-1010+内蔵ロッドアンテナ/北海道>



・BBC World Service  1997/07/12 1405-1428JST 21660kHz〔35433〕 英語
タバコ産業とのタバコが原因とされる病気に関する合意,国連安保理のカンボジア紛争終結への取り組み,シエラレオネ新政権への英連邦の一員として の差し止 めなどについて伝えたあと、ベルリンでのテクノフェスタについて伝えていた。
<SONY ICF-2001D+SONY AN-1/鳥取>



・朝鮮中央放送  1997/07/12 1320-1350JST 9650kHz〔54444〕  日本語
1321から『抗日の年代に記された偉人の日誌』と題して、抗日闘争に加わった中国人チョウ・ズイカさんの回想を紹介していた。1334に朝鮮人 民軍功労 協奏団の演奏による『金日成主席は永遠に私達とともに』という曲がかかったあと、『訪問記』で新義州の帰国者パク・スンソンさんの訪問記で「金正 日書記が おられるので金日成主席は永遠に朝鮮の父として生き続けます」という話。その後『永世の姿/旺載山軽音楽団』『金正日書記の一生/普天堡電子楽 団』『祝 福』の三曲がかかった。
<SONY ICF-2001D+SONY AN-1/鳥取>



・Radio Kuwait  1997/07/12 1909-1955JST  17885kHz 〔44444〕 アラビア語
1918まではニュースでバハマと北京,台北両政府との外交関係,アメリカのクリントン大統領のヨーロッパ歴訪,韓国情勢,コンゴ民主共和国とル ワンダの 関係,イスラエル=パレスチナ関係などについて伝えていた。1919からはトーク(解説)番組でイスラエルのネタニヤフ首相とパレスチナとの関係 につい て。1922からは女性と男性の対談番組でサウジアラビア,ヨルダン,イスラエルなどについてのトーク。1949からも男性と女性のトーク番組で ボスニア 情勢について。なおIDは1911,1918にIza'at Saut al-Kuwait と出た。ほとんどがニュース,解説などのジャーナリスティックな番組であったが、英語ならともかくアラビア語では取り上げら れている 内容の大体の推察はできるものの、どのような視点で報道が為されているかまでのことを知ることは難しい。実際のところよく分からない言語の場合は 音楽番組 などのほうが単純に楽しめる。なお受信状況は良好。
<SONY ICF-2001D+SONY AN-1/鳥取>



・ロシアの声  1997/07/21 2000-2100JST  7390kHz〔54444〕  日本語
電波は強力で、受信状況は良好なものの変調にやや問題があり、その分聞きづらい。2002からの『ニュース』では、宇宙ステーションミールの修理 のために ミールの外に出るかどうかを検討していること,ロシア安全保障会議が開かれてカフカスの北オセチアとイングーシ情勢について話し合われたこ と,20日北ア イルランドでIRAが停戦を発表しそれは今のところ守られている模様であること,アフガニスタンのタリバンが戦闘で敗北を喫したこと,アルバニア 新内閣は 民主党と社会党の対立のためいまだに組閣されずにいること,北インドのウッタル・プラデシュ州で船が沈没して約70人が死亡したことなどについて 伝えてい た。その後、リムスキー・コルサコフ作曲のスペイン奇想曲のフィナーレがかかった。その後、ロシアの声はコマーシャルを募集している旨のアナウン スがあっ た。
 『論説室』では、1942年のスターリングラード (現:ボルゴグラード)攻防戦について。
 『シベリア極東ジャーナル』ではハバロフスク地方の林業複合体への外国からの投資と世界銀行から受けるクレジットについて、およびハバロフスク に設立さ れた国際プレスハウスについての紹介。
 『音楽番組』ではロシアのジプシー歌手アンラ・イブラギーモワの紹介でジプシーロマンス『誰にも言わないで』『たきびよ燃えろ』『見知らぬお兄 さん』の 三曲がかかった。
<SONY ICF-2001D+SONY AN-1/鳥取>



放送局名(国・地域名) 受信日 受信時間
受信周波数〔受信状況(SINPO)〕
受信内容
<使用受信機+使用アンテナ/受信地・受信者(受信者名はネット公開分は省略)>


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No.102(1997年7月号)の受信レポート
No.103(1997年8月号)の業務局受信ログ
No.104(1997年9月号)の受信レポート







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